『カイジ』名言集-ビール・鉄骨渡り・利根川・班長・兵藤

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『カイジ』の名言集をご紹介します。

 

あらすじ

友人の保証人になっていた主人公カイジが多額の負債を抱えることになってしまったことから始まり、様々なギャンブルに挑んでいく青年漫画です。

命をかけた極限の勝負のなかで、様々な人間の生き様や思考が生々しく書かれていて名言も多くあります。

また、漫画中に出てくるギャンブルの種類も数が多く、独特のルールを覚えるのも漫画の読み方の一つで、何度読んでも飽きないのも見所。

「伊藤開司(カイジ)」の名言

<画像(C)福本伸行/講談社>

高校卒業後、上京したのち働かずにだらしない生活をしていた伊藤開司(カイジ)。

非情になりきれない優しい性格から、バイト仲間の借金の保証人になったが故に、肩代わりをする羽目になる。

普段はダメ人間で自堕落な日々を送るどうしようもない男だが、極限状態では異常なほどのギャンブルの才能と度胸を発揮。
信頼した人を決して裏切ることのしないまっすぐな性格の持ち主。

自分を救うのは…自分だけっ..!

<画像(C)福本伸行/講談社>

ギャンブルパーティーに参加したカイジが鉄骨渡りを決断した時に心の中で発したセリフ。

借金を返して自分のピンチを切り抜けるには、自分を信じなければならないと言う事を直感した、カイジの名言だと思います。

キンキンに冷えてやがるっ……!あ….ありがてえっ……!涙が出るっ…!犯罪的だっ……..!うますぎるっ……….!労働のほてりと……..部屋の熱気で…暑苦しい体に….
1か月ぶりのビール….!染み込んできやがる……!体にっ……!溶けそうだっ………!本当にっ……!本当に…………本当にやりかねないっ……..!ビール1本のために……
強盗だって…!

<画像(C)福本伸行/講談社>

借金で地下での強制労働を強いられたカイジ。一日でも早く出るため、嗜好品を買わずに我慢するものの、班長の大槻からミニサイズのビールを奢ってもらった際に出たセリフ。
これを切っ掛けにどんどん無駄遣いをしていきます。

このシーンを見たときに、一杯のビールにここまでの表現ができることに感動を覚えました。カイジの劣悪な労働環境や仕事の過酷さ、閉ざされた空間により深みが出る名シーンです。

「すべてを捩じ伏せ、オレは勝つ!」

この名言が出てきたのは「賭博破戒録カイジ」の第127話。

人喰いパチンコ「沼」で、支配人のパチンコ沼の不正な遠隔操作や負けたら地獄の地下労働施設行きという恐怖のなか、不安がありながらでも自分から勝利する、勝つべくして勝つという意味合いで実際にこの後カイジはこのパチンコ沼を攻略して勝利しています。

どんな境遇や状況でも自分自身の信念や「絶対にあきらめない」という心構えがあれば、どんな困難でも乗り越えられると教えてくれた名言だと思います。

希望は夢は人間とは別の何か他のところにあるような気がしてたけどそうじゃない!人間がつまり希望そのものだったんだ

地上74メートル摩天の地獄、鉄骨渡りのクライマックスあたりに佐原とカイジだけが残るシーン。
死の恐怖の中、佐原の背中を追いかけながら感じ取ったのは希望で、人そのものがそれである事を悟った際に出たセリフ。

絶望的な死の恐怖に飲み込まれたカイジが見出した小さな希望は人そのものである事がメッセージとして描かれています。
人と信じ合えたり助け合ったり思い合うことが希望であり、明日に向かう力となると感じられます。

「僥倖っ…!なんという僥倖…!」

<画像(C)福本伸行/講談社>

とてつもない幸運がやってきたときに、よく使うセリフ。

はじめて見た時になんて読むのかわからなかったけど、「ぎょうこう」という響きと意味合いがカッコいいと思います。

胸を張れっ…!
手痛く負けたときこそ…胸をっ…!

兵藤との勝負に負け、ギロチンで指を切断されるときに恐怖から命乞いをしかけたが、鉄骨渡りで命を落とした仲間を思い出し誇りだけは失ってはいけないと思い直したときのセリフ。

負けたという現実をぼやかすのではなく、しっかり負けを受け入れなければ次の勝利を手中に納めることは出来ないと思い知らされました。

突っ走って‥
その先にある亀裂を飛び越えるしかねぇ‥!
いい加減気づけっ‥!
退路なんかもうねぇんだよっ!

限定ジャンケンも終盤に差し掛かり、パー買い占めの北見と星3つをかけた勝負に挑むため、仲間の安藤と古畑を説得した決めゼリフ。
この発言で3人がまとまり、北見を倒し生き残りの希望が見えました。

カイジが仲間の勇気を奮い立たせるために出したセリフですが、カイジが自分自身にも言い聞かせ、勝負に向かう決心をした最高の場面です。

「ふ……ふざけるなよ….!戦争だろうが….。疑ってるうちはまだしも、それを口にしたら……戦争だろうがっ……!」

コンビニで働くカイジが、店長にお店のお金を盗んだと疑われる場面。

どうせ疑われているのだろうなと思ってはいても、実際はっきりと口に出されてしまったときの絶望感が伝わってくるセリフです。

「利根川幸雄」の名言

<画像(C)福本伸行/講談社>

ずる賢く、人生の機知に長けた男。
日本最大規模の金融グループ「帝愛」の幹部の一人で、ギャンブル船のホールマスターも務める。

漫画内では様々な名言を残し、カイジにはなくてはならない登場人物の一人。

金は命より重い…!

<画像(C)福本伸行/講談社>

何も築いてこなかった債務者たちに向かってのセリフ。

カイジという作品の世界観を象徴しているような名言で、特に何も築いてこなかった自分にもかなり刺さりました。

世間というものはとどのつまり肝心なことは何一つ答えたりしない

第6話『変貌』の冒頭、ゲームマスターの利根川のセリフ。
ギャンブル船に集められた参加者たちに質問攻めにされた時に淡々と話すシーン。

悪いキャラクターが言っていることなのですが、言っていることは正しいと思わされます。
あとは実際の生活でも、「もっと分かりやすい言葉で答えられないのだろうか」と思うことがよくあるので、このセリフは好きです。

1000万はな!!大金!!大金なんだ!!

カイジたちが命懸けの綱渡りゲームをさせられる時、参加者が命を賭けられるか!!と文句を言ったところ、利根川が言ったセリフ。

1000万を稼ぐにはどのような人生を人は歩むのかを具体的に説明し、しかもかなり現実的で納得がいくセリフに思わず納得してしまいました。

ククク…
出しますとも この利根川幸雄
こと金に限り 虚偽は一切言わぬ
出す…! 出すが…
今回まだその時と場所の指定まではしていない
そのことを どうか諸君も思い出していただきたい
つまり…
我々がその気になれば 金の受け渡しは
10年 20年後ということも 可能だろう…ということ…!

債務者救済企画として行われた、高所にある鉄骨を渡る順番を競うBrave men roadというレース。
この危険なレースの1位と2位には大金が渡されるという話でした。

しかし、レース後に渡されたのは、単なる換金チケット…。早く金を出せと叫ぶ若者たちに向かい、レース主催者側の利根川幸雄が放ったセリフ。

何か約束をしても、時間や場所を指定していなけば、約束を守るのは遠い未来でもいいという発想が凄いです。
違った場面でも使いまわしが出来る言葉なので、実生活でも使ってみたい言葉です。
相手は怒ると思いますが…。

「大槻太郎(大槻班長)」の名言

<画像(C)福本伸行/講談社>

見た目は温厚で優しい雰囲気があるが、実際はかなり腹黒い男。

帝愛グループの建設する地下王国で、帝愛グループと結託し地上で仕入れた嗜好品を高額で売りつけ、イカサマ等をして金を巻き上げるなどの悪質行為を繰り返しおこなっている。

人心掌握術に優れ、地下王国ではリーダー的存在。

「明日からがんばろう」という発想からは…
どんな芽も吹きはしない…!
そのことに20歳を超えてまだわからんのか…!?
明日からがんばるんじゃない…
今日…今日だけがんばるんだっ…!
今日がんばった者…今日がんばり始めた者にのみ…
明日が来るんだよ…!

<画像(C)福本伸行/講談社>

地下に落ちた負け組からイカサマギャンブルで金をせしめていた班長、大槻。そんな悪党大槻が貴重な給料を欲望の思うがままに使ってしまうカイジを見て言ったセリフ。

カイジでも有名な敵役大槻ですが、現在の若者に対する痛烈なセリフでもあると思います。
よく「明日から頑張ろう」と聞きますが、そこに落ちているチャンスは「今」拾わなければ来ないわけですよね。

今日さえ頑張れない者に明日なんか来ない、反対に言えば今日から、今から頑張れば明るい未来があると言う事でしょうか…。心に響くセリフです。

私たちも現実に後回しにしてしまうことがあり、ハンチョウの一言で後回しにせずに頑張らないとという気持ちになります。
「今日」を頑張ればきっと明るい未来が…。OPの「未来は僕らの手の中」を体現しているセリフです。

「兵藤和尊」の名言

<画像(C)福本伸行/講談社>

世界中の金を自分のものにし、王国を作ろうとしている金の亡者。
帝愛グループの総帥。

世間に詳しいのに対し、世間の情報はつまらないと言う偏屈な部分があり、作品の中ではラスボス的存在。

スピンオフ作品では、構ってもらえないと不機嫌になってしまうなどの可愛らしい一面を出し、ネット上では「可愛い!」と話題になっている。

祈るようになったら人間も終わりって話だ

<画像(C)福本伸行/講談社>

沼というパチンコで主人公がお金をかけているときに、計算せず、運もかけてしまったシーン。

これを聞いて衝撃を受けたような気分でした。今まで学校のテストとかも、自分の知っている問題出ないかなって祈ったりしましたが、これを聞いて、きちんと努力をするか、そうでないなら、カンニング等でも何でもして実力で点を取ろうと思いました。

カンニングは冗談ですが、計算も必要だって話です。

公平である必要はないが、少なくとも公平感は客に与えねばならんのだ

<画像(C)福本伸行/講談社>

一条の管理する「沼」に対してカイジがゴト行為をしていましたが、先に帝愛側があからさまに不正と分かる行為をしたため止めることが出来ない状況を受けての兵藤会長のセリフ。

兵藤会長は「絞りとるために」と言っていますが、あらゆる娯楽やエンターテイメントにも通じるものだと思います。働く上でもどうしても優先すべきことはあるものの、それを極力感じさせない努力が必要なんだと感じました。

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